2017-04-24
from ibid.
>ドル覇権終焉への潜かなたくらみ
〜中・露などがドルの覇権が抜け出したがっているのは明らかだ。
新しい金本位制、そこに中・露、及び参加するように誘われた
他の国々によって支持される新しい通貨が登場し・・・
2009年から、露は金準備を100%、中は数100%増やしている。
両国は国際通貨制度の崩壊が近づいていることを理解している。
2014年7月、中・露が長期に渡る数十億ドル規模の石油・天然ガ
ス貿易開発協定を結んだ。露はその後、イランとも大型の同様の
協定を結んだ。イランと露はどちらも米から経済制裁を受けてい
る。兵器、原子炉、金、食糧に関する新協定でも、ドルの罠から
抜け出すために協力しようとしている。
※ ドルのない世界:
イラン石油→露→中国、他→人民元→(通貨スワップ)
→スイス・フラン→露→(BRICSの銀行)→イランへの支払
>脆弱の新興市場が持つ破壊力
〜Fed.がリスクオン・モードを支持しているときは、新興市場に資
本が押し寄せる。
世界がリスクオフ・モードを支持しているときは、、その同じ資本
が入ってきた時と同じく瞬く間に出ていく危険性がある。
ヨルダン、マレーシア、ベトナムなどを含む新興市場の中央銀行
の多くが、近年は、ドルの不安定さに対するヘッジとして金準備
を増やしている。・・・主要新興市場のどこかで国際収支もしくは、
準備資産の重大な危機が発生したら、それは制御不能になるだ
ろう。
〜 もし、金本位制に復帰するとしたら、「金/ドル」価格を幾らにす
るかを決める必要がある。
今日、デフレを招かない金本位制を確立には、
金価格=10,000〜50,000$/1オンス
の間に設定する必要がある。
>グローバル金融システムの複雑性から生じる混沌もしくは崩壊
・・・システムの不安定さ、リスクを正確に分析できないこと、
希望的観測、事実を認めない姿勢、経済学者による出鱈目な
科学の応用のせい・・・崩壊の時期やきっかけについて予測を
することは役に立たない。兆候と呼ぶものを特定したい。
とはいえ、崩壊が起こってしまったら、口座凍結などの政策対
応を目にすることになるだろう。銀行口座にとどまらず、投信、
ETFなどにも適用されるだろう。
崩壊の後には、金本位制もしくは金を裏付けとする修正SDR
が採用されるかもしれない。
銀行が閉鎖されたら多くの投資家や貯蓄者がカネを失うだろ
う。銀行システムの外にある実物の金はペイオフの影響を受
けない。
金の接収より重大な脅威は401Kや投信の凍結だ。アメリカ
政府が政府の保証する年金と引き換えに、すべての国民の
401Kを接収する危険性がある。
状況が悲惨になると、世界中の政府が「必要なことは何でも」
するだろう。
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