<勝負脳>#6
2018-01-23


from ibid.


試合に勝つための<心・技・体>

(1)心

受精卵が母親の胎内で少しずつ神経や臓器を備えていく過程で、
脳や脊髄は何故か、腸と密接な関係がある。脳と脊髄が腸を守る
ように発達して行く。
  ※ 腸と脳の関係は注目テーマ(2006年)
・・・肉食系民族と草食系民族とでは考えている脳が違っている。
・・・食生活と人間の習性(行動パターン)を観察してみる・・・


(2)技

オリンピックのような高レベルな大会になるほど、猛練習だけでは
差をつけることはできない。・・・運動神経は空間認知能と連動して
・・・脳の運動神経細胞は錐体路系(筋肉収縮の神経)と錐体外路系
(筋肉伸展の神経)のバランスを取って機能している。この時に、
小脳による体のバランス機能が加わって複雑な運動が行える。
この他に、モジュレータ神経群と連動しながら同じ神経伝達物質
ドーパミンを使って、心のままに手足を動かすドーパミン運動神
経群がある。(以上が、一般的な運動神経)
これらの神経群を空間認知能と連動させると、心に思った通り、
しかも無意識に体を動かす機能が高まるので、空間認知能を鍛
えれば・・・

>どうすれば、ドーパミン神経群を鍛え、体を意のままに操る運動
 神経が手に入るでしょうか?

 それにはモジュレータ神経群を鍛えることだ。
 具体的には、
 ・性格を明るくして常に前向き思考をする
 ・常にヤル気をもって行動する
 ・何事も気持ちを込めて行う
 ・何に対しても勉強し、楽しむ気持ちを持つ
 ・感動と悔しさは生きているからこその宝物と考えて大切にする
 ・集中力を高める
 ・決断と実行を速くする
 など

(3)体

>バランス姿勢:背骨のどこを意識し、どこを鍛えれば余計な力が
 入らず、体のバランスが崩れない姿勢で運動ができるようになる
 のか?

 試しに、目を閉じて、同じ位置に着地するジャンプを10回続けて
 みる。
〜目を開けて、同じ位置に着地していなかったら、運動バランスの
  支点がずれている。速足で歩くと疲れる人、大事な時に緊張し
  て体が硬くなる人、人の話を持続して聞くことが苦手な人も運動
  バランスの姿勢が悪いことが多い。

〜足を主体に使うスポーツでは、左右肩甲骨の間に位置する胸椎
  と、それに付着している筋肉(棘関節)が自然に真っ直ぐに伸び、
  どのような状態からでも真上に飛び上がれるような姿勢・・・
  さらにこの時、尾骨の正しい位置が意識できたら、より素晴らし
  い姿勢になる。
  背中の両肩甲骨間の筋肉を意識して、ここを前や横へ動かす
  感覚で体を動かしてみると、如何に安定した動きになるかが分
  かる。
  ここを意識して、体を前に運ぶ感覚で歩いてみると、足の力を
  それほど使わなくてもバランスのポイントを前へ移すだけで速
  く歩くことができる。

〜腕を主体に使うスポーツでは、バランスのポイントを骨盤のほ
  うに移動させる必要がある。肛門近くにある尾骨を意識して、
  どんな姿勢からでも真上に飛び上がることができるバランス
  姿勢を整えることです。その上で、もう一つ、顎の向きと目線
  を正しい位置に保つことです。
  これによって、腕の動く角度が力学的に決まってくる。
  「腕を前寄りで高く上げたい時は顎を引く、腕を低く後ろ寄りに
  上げたい時は顎を上げる」
  これが原理。
  尾骨−顎と目線のバランスが歪んでいると、腕をこの位置に
  上げようとしても振り上げることが出来なくなる。このバランス
  姿勢を配慮しないで芦や腕の動かし方だけを意識して解決
  しようとしても、体の構造的力学からいって一定の動きをする

続きを読む

[読書]
[Brain]

コメント(全0件)
コメントをする


記事を書く
powered by ASAHIネット