2019-01-23
from ibid.
体を丈夫にするには如何にすべきか
>体が丈夫ならば、食べて旨く、働いて快く、眠って愉しい。空の
蒼く晴れていることも美しいし、太陽の輝くことも心を明るくす
る。花咲き、鳥歌うも欣びである。作られた楽しさを追い求め、
汲々として苦しんでいる如きは、生くることそのものが欣びで
あることを体で感じられないからである。
>苦しんで鍛えて丈夫になれるつもりの人もいるが、それは違う。
何もしなくても健康であり丈夫であるように人間は出来ている。
楽しく快く生きることこそ人間の丈夫になる自然の道である。
守られ庇われ、やりたいことをやれず、言いたいことを言えず、
動きたいのに動かないで暮らしていることは決して健康への
道ではない。
>健康に至るには、全力を出し切って行動し、ぐっすり眠ること
である。自発的に動かねば全力は出し切れない。力一ぱい
全身で行動すると快いのに、中途半端な動きで力を余すと、
その力が後悔とか不満とか不安とかに化ける。体を丈夫に
する為には、何より先ず動くことである。自分で動くことであ
る。〓剌と動いた者にのみ深い眠りがある。
◎体を丈夫にすることはやはり自然の構造に従って生活するよ
り他に道はない。健康における自然ということを忘れていた
人間の生活を、振り出しに戻ってもう一度再スタート(ネガティ
ヴ・フィードバック)すれば「歪み」がとれるだろう。
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