2019-08-26
>北朝鮮への日本の選択肢は4つ
(イ)降伏
(ロ)先制攻撃
(ハ)防衛
(ニ)抑止
北朝の軍事関連技術は侮れない。根本的な意味で、日、米以上
の底力を持っている。人工衛星を打ち上げ、中距離弾道ミサイル
を発射し、さらに弾道ミサイルを潜水艦からも発射している。
これらすべてを、彼らは非常に少ない予算で短期間に実現してい
る。もし日本政府が国内メーカーに、それらの開発を命じても、恐
らく年間の国防費以上の予算と、調査、研究、開発に15年ほどの
時間が必要となろう。北朝の軍事関連技術者は、他国技術者の
5倍以上の生産性を有している、といえる。
イランは核開発に北朝の5倍もの時間をかけながら、1発の核兵
器に必要な核物質さえつくり出せていない。人工衛星の技術もな
い。
>降伏
北朝が何を望んでいるのかを聞き出し、すべての経済制裁を
解除する。金一族を称える博物館を表参道に建て・・・
代わりに、日は北朝に500km以上の射程を持つミサイルの開
発を止めてもらう・・・
>先制攻撃
攻撃するならば、先制攻撃でなければならない。核関連施設を
特定しつつ、それらすべてを破壊するのである。イスラエルは
先制攻撃能力を持っている。儀式的なことは一切抜きに、ただ
実行するのみ。空と陸から同時に行う。
北朝のミサイルは、侵入の警告があれば、即座に発射される
システムになっているのかもしれないので、北朝を攻撃するこ
と自体に大きなリスクが伴う。
もし北朝を本気で攻撃するのであれば、地上に要員を配置し
て、ミサイルをレーザー誘導しなければならないから、何らかの
方法で人員を予め北朝内にさせておき、目標を把握しておかな
ければならない。
能力があっても、それを使う意志がなければ、能力は何の意味
もなさない。
>防衛と抑止
抑止としては、日が1000km射程の弾道ミサイルを持ち、そこに
Dual Use(民事・軍事両用)の核弾頭を搭載する。本土上に配備
できないのであれば、潜水艦に核弾頭を積んだ巡航ミサイルを
配備してもよい。
最後の選択肢としては、防衛がある。
現在(2017年)、最も精度の高いミサイル防衛システムはイスラ
エルの「アイアン・ドーム」(短距離ミサイル用)、「ダビデ・スリン
グ」がある。前者の迎撃率は95%で、・・・ミサイル防衛システム
の精度を上げるには、敵から何発もミサイルを打ち込まれる経
験が必要となってくる。しかし、一発の着弾もあってはならない
事態には十分ではないということだ。
>以上の4つの選択肢の代わりに選択されているのは、「まぁ、
大丈夫だろう」という無責任な態度だ。これは極めて危険であ
る。中が北朝に対して何も行動していないから、「制裁」は丹東
では、何らの効力を持ちえないにも拘らず、日は北朝に対して
何も行動していない。
1945年以来、日本国民も他国や他民族が戦争の悲劇に見舞
われてきたことを目撃してきた。それらすべてのケースが何故
発生したかといえば、当事者たちの「まぁ、大丈夫だろう」とい
う思い込みからだ。人間は、平時にあると、その状態がいつま
でも続くと勘違いをするから、戦争が発生する。それは、降伏
もせず、敵を買収もせず、友好国への援助もせず、先制攻撃
で敵の攻撃力を奪うこともしなかったからである。
今、北朝に関して生じている状況がまさにこれである。
米は北朝の核開発阻止に関して何もしていない。中も、露も、
他の西側諸国も同様。さらに韓自身も何もしていない。韓は
何度も北朝に攻撃されているのに、何も行っていない。
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